マイホームづくりに際し、いろいろと迷うことがあります
予算、住宅ローンなどお金のことから、通勤、通学、生活環境などの立地条件
そして、家のこと… どの業者を選ぶか?間取りは?外装、内装は?設備は?など…

マイホーム設計の判断

いろいろなカタログを見ながら比べながら「迷う」というのは楽しみでもあります
しかし、例えば、どんなお風呂にしようか「迷う」人はいても、 今時、お風呂をつけるか、つけないかで「迷う」人はいないと思います
この「要るか、要らないか」「つけるか、つけないか」という迷い…
お風呂のように絶対的に必要なものに迷いはありません

絶対に必要なものではない、今は必要ではない… というのなら最初は見送る…
無駄になれば、後に残るのは後悔だけでなく、ローン返済にも影響が続きます

家づくりは、3回経験しないと満足のいくものはできない…
とはよく言われることですが、本来の意味はどうであれ、現実的には、一般的に回数を重ねることによってコツをつかんだり、 失敗を教訓としたりといった、1度目より2度目、2度目より3度目の方がよりレベルアップできるということではないということです

実際に、3回家を建てた人がいるとします
例えば、20年も経てば、家に対する様々なこと(=法令、流行、資材、設備、技術など)が変わってきます
住人の趣味思考も、生活環境もかなり変わってしまうのが普通です
最初の経験が何かに活かせているかと言えばほとんどないと言えるのでは…

また、何を選択基準とするかは、年齢によっても異なります
30代までは、フローリングの部屋がいいと思い
40〜60代では、畳のある部屋が欲しくなり
体が不自由になってきたり、要介護の必要がでてくるとフローリングが重宝されます (ベッドでの就寝、車椅子、衛生面の配慮など)

家づくりは、3回経験しないと… とは、決して、場数を踏んだからいいものができるということではないようです

最初は、できるだけ余裕を持ったなかで、スタートし、段階的に、満足度の高い生活を維持していくことは、 「家づくりは、3回経験しないと…」をより効果的、効率的、現実的に実践できるものであると考えます

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リフォーム専用の存在、リフォーム専用が充実しているから